おひとりさまOL・普通人がオーストラリアで乳がんになったら(1)
思いがけず、オーストラリアはシドニーにて若年性乳がんと診断されました。現在、シドニーで治療中です。 18で渡豪、語学学校、 専門学校、大学とシドニーで、その後は永住権取得。 仕事したり旅に出たりノホホンと暮らしていたら、人生の一大事。
はじめに
今や2人に1人はガンになると言われている現代社会。
2017年に乳がんお亡くなりになった小林真央さんのブログ『kOKORO』は英語にも翻訳されて、海外のBBCニュースでも取り上げられるほど注目を集めました。
山本KIDさんがガン闘病中と公表されてからほどなくお亡くなりになったニュースも記憶に新しいことと思います。
グーグル先生に聞いてみても、闘病記を書いている方は圧倒的に、ご自分がもしくはご家族が末期ガン、のパターン。
だからどうしても、ネットで検索をすると著名人でお亡くなりになった方か、末期ガンの方の闘病記、そして、『O月X日に△子は永眠いたしました』の記事が目に止まる。
さらに、ドドーンと凹む。
無限の負のループにハマるパターン、これはガン経験者ならではのあるあるです。
若年性乳がんサバイバー、この指と〜まれ!
探したんですよ、わたし。
自分と同じような若年性乳がんの人が書いてるブログはないものか。
まぁ、海外でガン治療、はちょっとあまりにもニッチすぎるから探すのは難しいと思っていたのでいいんですけど。
結果。
ビックリするほど少なーい!
さて、なぜでしょう。
一般人の若年性乳がん治療中サバイバー、どこにいる!?
(1)そもそも、若年性乳がんになる人の割合が3%以下
うん、そうなんです、そもそも、母体数が絶対的に少ないんですよね。
増える乳がん、女性の30〜64歳では、死亡原因のトップです。
日本乳癌学会乳癌登録データによれば乳ガン患者全体の中で34歳以下の若年性乳ガンの患者さんはたったの2.7%なんです。
(2)手術、抗がん剤治療、放射線治療などをしながらのブログ更新は厳しい
治療をこなすだけでも結構たいへんですが、そこにきて育児・家事・仕事となれば、圧倒的に時間がありません。
そもそも治療がひと段落したらば、日常生活に戻ることに忙殺されて、ブログなんぞを書いているヒマがない。
ガン治療から育児・家事や仕事の日常に戻る乗って、実は恐ろしくエネルギーを消費するんです。
だから、ブログがないんだ。よし、じゃぁ、書いてみよう
普通人が若年性乳ガンになったらどうなるか。
わたしが治療を受けているのはオーストラリア。
この国ならではの、”なんじゃそりゃ!?”ネタも数多く拾っています。
告知を受けたばかりでパニックの人。
グーグル先生に聞いてみたらば末期、転移・再発でというブログにしかたどり着かなかった人。
初期ガンで同じような治療を受けている人のホンネが知りたい人。
そんな人たちに『あ〜、なるほど。』『わかる、わかる』を思ってもらえたら。
そして時々、クスリと笑ってください。