地球、テクテク歩き。

キャンサースライバー、ワンダーラスター、乙女座のAB型。 若年性乳がんを患ってから時間の有限さを嫌というほどに実感。 長年暮らしたオーストラリアでの生活に終止符を打って、日本に帰国。 がん保険がおりたのでガッツリ投資に回す。それでもすこし余裕があったので“会いたい人に会いに、行きたい場所に行く”気ままな旅に出てみた。転んでもただでは起きない。

オーストラリアの『多民族国家』とは実際にどんな感じか、シドニー在住者が教えます。

多民族国家のオーストラリア。

わたしの職場でも、約50名ほどのオフィス内で同僚の出身国を数えてみたら、なんと13カ国。

この国ではめずらしいことではありません。

オーストラリアに暮らしている4人に1人は海外生まれ、つまりは移民であり、国民の46%が両親のどちらかは海外で生まれた、なんて統計が出ています。

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”I am OK, and You are OK too. ”

『人種のるつぼ』で、元々は言葉も文化も何もかもが異なるさまざまなバックグランドをもつ、個人やコミュニティーが上手につき合って、オーストラリアと言う国を作っています。

自分のアイデンティティーを大切にしつつ、相手も認める。

”I am OK, and You are OK too. (わたしはオーケー、あなたもオーケー)”の精神。

日本でも、お茶の間でハーフタレントさんが活躍されていますが、まだまだマイノリティ。

京都などの観光地でない限り、例えばあなたの地元、外国人はちょっと目立ちますよね。

オーストラリアでは、道を歩いてみればあまりにも色々な人種がいるので、何をもってして”外国人”とするのかなんてわかったものではありません。

オーストラリアで世界の料理が楽しめる

移民が多いため、各国の本格的な料理が楽しめます。

フレンチ、タイ料理、中華、ベトナム料理、イタリアン、ギリシャ料理、トルコ料理などなど、選びたい放題。

旅に出ずともオーストラリアにいながら他国の料理が楽しめる、とってもお得なんです。

もちろん、日本食だってなかなかのものですよ。

人種差別ってどうなの?

残念なことに5人に1人は人種差別を受けたことがある、といわれています。

わたしも地元の駅で、白人のお兄ちゃんの物乞いに『国に帰れ〜っ!』と怒鳴られた経験が。

怖かったというよりは10年以上シドニーで暮らしていて初めてのことだったので、ビックリしました。

でも、日常生活を送る上でまったく不便は感じませんし、差別されている、と感じることもありません。

色々な人がいすぎて、何か違うことがあっても、ユニークでおもしろい・そんなこともあるんだな、と対処する人がほとんどなのです。

まとめ

わたしのオージーの友人が言うには、子供のときに転校生がまったく英語ができなかった、なんていうかことは日常的にあったようです。

その転校生は家族でオーストラリアに移住してきたんですね。

オーストラリアは、アジアやヨーロッパといった、文化の異なる多様な移民がオーストラリア人と上手に共存している、そんな国です。

小さな頃から、自国にいながら多文化にふれ、自分と違う相手をありのまま受け入れる、というのがあたりまえ。

オーストラリアは移民に優しい、暮らしやすい国です。

わたしのような移住者は、オーストラリアの恩恵を受けているわけなのです。